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簡単そうで難しいけれどもきっと楽しい英語の話
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省略大好き日本人と省略大好きアメリカ人。でもここが違う!
近頃の日本人は、つくづく省略語が好きなのだなと思います。日本語を省略、擬音語などは特にその対照となっておりますね。最近では英語を日本人向けに使って省略している傾向すら多くなってきているように感じております。
書き込みにレスしますーの「レス」は、英語のresponseの略ですし、エンタメとよく若い人などが言っているこれは「entertaiment」の略です。自主トレの「トレ」はtrainingの略ですし、他にも色々とあると思います。
日本人は言語を省略するのが本当に好きな国民だと思っています。その証拠に、会話の中には省略語でいっぱい。
例えばこういったものがあるでしょう。

昨日のテレビ見た?もう超面白かった

こうしてみるとそこまで違和感のない文章です。昨日見たテレビ(番組)が、とてもおもしろいものだったという風に語っています。しかしこれを英語に直すと、文章として成り立たないものになってしまうのです。

Watch the TV yesterday? So funny.

日本語での会話をそのまま英語に直してみました。
上記の英語は、会話という概念から考えたらとりあえず通じなくもないでしょうが、根本的に足りない単語がいくつかあるという事にお気づきでしょうか。
そうです、ところどころに主語や動詞がとれてなくなってしまっているのです。

日本語の最大の省略文章は、最近の流行語でもなく単語一つを省略したものでもなく、「主語や動詞をかなりの確率で使わない」というものではないかと私は考えています。
ちなみに英語ではまずありえません。

Watch the TV yesterday? So funny.

とは言わずに、

Did you watch the TV yesterday? It was so funny.

正確にはこう言います。
もっと掘り下げて言うと、TVというのはテレビ番組のどれを指しているのかが分からないので、通常の会話では〜チャンネルの〜番組などと更に具体的なタイトルを言うのがベストです。(それは日本語でも同じですね)



* * * * * *



あとは省略形とは少し意味合いが違ってきますが、日本人は自分の発言に対して相手がある程度次に出してくる会話を予測してくれると考える傾向がありますね。しかし英語圏の考え方では、あまりそういうのを期待することはできません。
例えばよくある例題として、

賢治幸子さん、僕どうしよう。ジュースを買おうと思ったらお金が・・・
幸子いいわよ、ジュース代くらい出してあげるから。

こういう風な会話ですと、賢治さんが幸子さんに何を言いたかったのかが何となく理解できますよね。しかし英語の場合ですと、恐らく幸子さんは賢治さんが何を言わんとしていたのかが理解出来なかったかもしれません。
意地悪に聞こえてしまうかもしれませんが、「お金が・・・」なに?という考えをするのがアメリカ人です。お金がないならないとはっきり言わなければ駄目。そういう一番重要な部分を省略するのはダメダメです。更に言うと、お金がないから何なの?と言われてしまうかもしれません。日本人の考えからすると、そのくらい察してあげればいいじゃないか、そこまで意地悪しなくてもいいだろうと文句を言いたくなるかもしれません。でも違います。決して悪気があるわけではなく、要求や希望など強い意志はちゃんと言葉で言わなければ理解しないと考えるのが、アメリカ人の意見なのですね。この辺はお国柄の問題なので、どちらが正しい/間違いだと判断することは勿論できません。ただ私個人の意見としては、アメリカ人のような考え方の方が好きです。

Kenji: Do you have a dollar? I forgot to bring my money.
Sachiko: Sure.

これがアメリカ人の言いそうな文句です。ジュースを買いたいと思っていたのに・・・というくだりは個人的な事なので、あえて言葉にはそこまで強調して出しません。一番言いたいことから言っていく。つまり、1ドル貸してくれる?お金を持ってくるの忘れてしまったんです。という雰囲気で言ったりする事が多いです。
この場合勝手に1ドルと例文に出してしまいましたが、ジュース代を考えると1ドルくらいが妥当なのかなと思ったので(本当はもう少し安いけれども)、この金額にしてみました。
ちなみにアメリカ人がお金(額の少ない)を貸してと言ってきたら、8割がたそのお金は戻ってこないと考えた方がいいです。多少の額(25セント〜2ドル前後くらい)ならば、貸して=ちょうだいという考え方なので。(笑
貸したくない場合は、嫌ですとはっきり言うよりも、むしろ今自分も持っていないと断るのが一番無難ですよ。



* * * * * *



それでは、米国英語においてよく省略される言葉はなんでしょうか。色々とありますが、一般的なものを挙げるとit's、don't・・・などありますよね。
よく使われている省略語の一部を、下記に載せておきます。

I'm - I am
you're - you are
he's - he is
she's - she is
it's - it is
don't - do not
doesn't - does not
wouldn't - would not
can't - can not (cannot)
gonna - going to
wanna - want to
what's - what is
cuz'- because


省略とはまた別に、ある単語を他の言葉に置き換えて会話を繋げいく方法が、英語圏では大変多く使われています。日本語で言うとつい連続して使ってしまう言葉、それと米国英語を比較して例文を出してみます。


(日本語訳)

賢治: 先週さ、幸子から“ラブストーリー”って本を借りたんだけど、これがまた凄くつまらない本だったんだ。
理沙: え、本当?それって幸子が好きな本だって聞いたけど。
賢治: ああ、知ってるさ。だから今僕が言ったことは、幸子には黙っておいてね。


(英語訳)

Kenji: I borrowed the book, named "Love Story", from Sachiko last week. But that was so boring.
Lisa: Really? I heard that's her favorite one.
Kenji: I know. So don't tell her, which I said.


日本語訳と英語訳を比べてみて、小さな違いに気がつくでしょうか。注目する点は、下記の部分です。


(日本語訳)

賢治: 先週さ、幸子から“ラブストーリー”って本を借りたんだけど、これがまた凄くつまらないだったんだ。
理沙: え、本当?それって幸子が好きなだって聞いたけど。
賢治: ああ、知ってるさ。だから今僕が言ったことは、幸子には黙っておいてね。


(英語訳)

Kenji: I borrowed the book, named "Love Story", from Sachiko last week. But that was so boring.
Lisa: Really? I heard that's her favorite one.
Kenji: I know. So don't tell her, which I said.


この賢治と理沙が話題に出している共通の言葉が、文中に二つあります。一つは「ラブストーリーという名前の本」、そして「幸子」です。
英語とは、肝心な部分は優先して必ず言わなければならない言語ですが、その他にもいくつか重点的に置いている決まりごとがあり、そのうちの一つが同じ言葉は二度繰り返さないというものです。省略できるものはなるべくする、別の統一した言葉に置き換えられるようであれば、優先してそうする。それが英会話の鉄則の一つです。
幸子は女性なので、一度彼女の名前が出てしまえば、あとは「she」や「her」という言葉に極力置き換えてしまいます。
ラブストーリーという本は、「that」や「it」等の[物]に置き換えられる言葉に変えてしまいます。
同じ言葉を何度も繰り返さない、しつこく会話のキーとなっている名詞/地名/人名等(固有名詞含む)を使いすぎない。これがアメリカ人の好きな英会話です。恐らく沢山の種類の名詞を出されてしまうと、話しているうちに頭が混乱してしまうからだと思います。






個人的な意見ですが、恐らく日本語には多くの比喩表現や擬音語、言葉の言い回しや平仮名/片仮名/漢字など、さまざまな種類の組み合わせから会話が生まれています。丁寧な言葉にすら敬語、尊敬語、謙譲語などに分かれていますしね。
米国英語は、日本語ほど言い回しが豊富ではありません。表現の言葉は日本の考えと大きく違います。例えば、「清潔」と「清らか」の違いを英語で表現しろと言われると、かなり無理をして言葉を選びながら作っていかなければなりません。「風がふわりと舞った」を英語に訳しろと言われれば、とても苦労します。ふわふわでもっちりとしていて中身はサクっと言いながらもクリームがとろりとしていてマッタリ濃厚な味わい・・・というのを英語で言えとなると、無理ですと言ってしまう自分がいます。
日本語はとても比喩的表現や擬音語の多い言語だなと感じます。なので会話の中に同じ名詞を繰り返しても、自然と頭が混乱しないように言葉を使い分けているのではないかなと私は考えます。英語はその点、なるべく簡潔に統一にという部分に重点を置いているような気がするので、いわゆる「場合の表現の違い」ではないかと最近では思っています。



* * * * * *



よく英語のリーディング問題として登場するもので、こういったものがあります。

Administrative Issues (by External Resources)

The administrative side of the relationship with an outside contractor is generally handled by your team's producer or associate producer. The creative direction comes from one of the department heads (the designer, art director, or tech lead). Tight coordination between these two members of your team is necessary to find the best external people for the job and to get the best work from them after they've been hired.


Copyright: PRIMA TECH, (A Division of Prima Publishing) Chapter 9, External Resourcesの文頭一部より引用


Question 1: 上記の例文より、下線部の示すものは次のうちどれか。

a.) The administrative side of the relationship
b.) your team's producer or associate producer
c.) the designer, art director, or tech lead
d.) the best external people for the job and to get the best work from them




* * * * * *



どれが正解か分かりましたか?


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次回のお話は、
I'm fine, thank you. はもう古い
・・・についてです。それではまた〜





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