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簡単そうで難しいけれどもきっと楽しい英語の話
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I'm fine, thank you. はもう古い
遅くなりましたが、このブログを読んで下さっている方いらしたら、新年明けましておめでとう御座います。昨年度は後半になってこのブログを開設したものの、色々とばたばたしていたせいで更新が今頃になってしまいました。今年もまた気が向いたときにゆっくりめの更新になりそうですが、またどうぞ宜しくお願い致します。というか、ここまで放置していたにも関わらず、訪れて下さった方々がいらしたそうで、有難う御座います。

さて、今回ここで載せたいなと思っていた内容ですが、前回の終わりにも書いた通り「I'm fine, thank you. はもう古い」についてです。とは言っても、特別挨拶文句に関して強く主張したいわけではなくて、色々な会話についてもっと幅広い言い回し方があるのだという事を知ってもらいたかったからです。中でもこうした挨拶文句は、学校の英語の教科書などにも必ず初めに習うジャンルの一つなので、今回はこの誰もが知っているような簡単な会話を例にとって解説していこうかと思っております。

私が中学校の時に、初めて英語のテキストを買わされてクラスで習った会話は、ナンシーというアメリカから日本の東京にやってきた留学生女性と、彼女のホストファミリーになった日本人のケンジという男の子の話でした。当然二人は初対面という設定だったので、まず初めにナンシーからケンジへ挨拶の会話をするというシーンだったのです。そこで彼女がまず初めに使った会話が、

Nancy: Hello Kenji. Nice to meet you.
Kenji: Hello Nancy. Nice to meet you, too.

このような雰囲気だったような気がします。おなじみの会話ですね。
その次に二人で学校へ行くシーンがありまして、そこで次に二人が口に出した会話が、

Nancy: Hi Kenji. How are you?
Kenji: I'm fine, thank you. And you?
Nancy: Fine, thank you.

もはやお決まり文句すぎて、多くの日本人の皆さんが既に知っている英会話かもしれません。しかし英語の教科書というのは、あえてこうした当たり障りのない英語を使いたがるものです。何故でしょうか。答えは簡単です。当たり障りのない英語だからです、ただそれだけです。ごく普通の、丁寧な挨拶であり、そして英語圏の人であれば誰でも理解することの出来る基本的な英語である。それが一番の決め手なのでしょう。ただし、英語圏の人達が本当に日常会話で上記のような会話文を使っているのかどうかと聞かれれば、大抵の人がノーと答えるかもしれません。それはひとえに、通じる英語≠日常的に使う英語だからではないでしょうか。
たとえば日本語の挨拶でも、我々ネイティブでは「こんにちは、お元気ですか。」という問いに、「はい元気です、有難う。あなたはどうですか?」と答える人はあまりいません。大抵は「○○さん久しぶり、最近調子どう?」「うんまあ、いつも通りよ。」などという風に、少し砕けたような言い回しに変えますよね。英語だって例外ではありません、日本語の会話と同じなのです。言語が違うというだけで、人には変わりありませんからね。

昔高校時代に授業でオーラルコミュニケーションというクラスがあったのですが、これは文字通り英会話という授業でした。英文法を習うだとかリーディングをやらされるとかとはまた別に、外国人の講師の方と英語で会話をしヒアリングを身に付けるという目的で作られた科目でした。
その授業では、いつも講師の方がはじめに「Hi everyone, how are you today?」という風に聞いてきたのですが、それに対して生徒一同は皆口をそろえて「I'm fine, thank you. And you?」と答えていました。その口ぶりが、あまりにも気力のない言い方で、まるで軍隊の予行練習のように統一された答え方だったので、講師の方もちょっと吃驚した様子で「Are you sure?」と聞いてきたくらいでした。このAre you sure?は、つまり元気ですか?という彼女の問いに、生徒全員がI'm fine.と答えたことに対して、「本当ですか?」という確認の質問だったわけですが、それに対して生徒の誰一人として返事をする者はいませんでした。思わず、こんなものがオーラルコミュニケーションという授業なのだと言っていいものかどうかと疑問に思ったくらいです。

私が高校時代に一年間アメリカのワイオミング州に留学した際に、挨拶文句に関してとても学べた機会がありました。それは学校の中での昼食時間のとき、売店で買ってきた食事を次のクラスのある部屋の前の廊下に座りながら食べていた数名の生徒達が、偶然そこを通りかかった友人らしき人達に挨拶をされていたシーンでした。廊下を歩いていた方の生徒が、まずはじめに昼食をそこでとっていた友人に対し、「Hey! What's up, man?」と聞き、それに対しもう片方の生徒が「Pretty good.」と答えたのです。これらの会話は、日本での英語授業の際にどこを見ても載っていない会話でした。それも当然で、ある程度くだけた英会話だからです。
ちなみにここで覚えたもう一つ重要なことは、我々が普段よかれと思って使っていた「fine」という単語についてでした。このfineというのがえらく曲者でして、会話によってはさまざまな意味に変化するのですよね。例えば食事中にメインディッシュの肉料理をもっといかがですか?と聞かれたとします。そこでもう結構ですと断る場合は「I'm fine.」と言えば通じるんです。または誰かと口論になった時に、もういいわよ!と投げやりな言葉で怒る場合、「Fine!」と怒鳴るとそういう意味になったりもします。
それとは別に、上記で載せた「pretty good」という言葉についてですが、これはprettyがついているにも関わらず、「とても元気です」という意味になります。日本人は意外とpretty=可愛いという意味だと連想しがちですが、そもそもprettyの直訳には「とても〜である」という意味合いの方がむしろ強かったりします。なのでpretty goodというのは、つまり「とても良い」という意味が直訳になります。
たとえば挨拶の返事だけに限らず、新しい洋服などを着た子が「どう、これ似合う?」(How do I look?)と聞いてきたときなどに、「とてもいいよ」と答えたいときにも、Pretty good.を使うことが出来ます。応用が結構ある言葉なので、覚えておくと便利ですよ。


ここで少し話が前のものに戻りますが、Nice to meet you.という英会話について。これもよく使う会話の一部かと思いますが、meetという単語に注目して下さい。直訳すると「会う」の現在動詞ですが、これは初対面の場合でのみ使ってください。つまり、二度目以降に会った人に対しては、

Nice to meet you again.

ではなくて、

Nice to see you (again).

という風に使います。初対面ではない方に対する挨拶では、meetではなくseeという単語を使うのが原則です。
See you next time.
See you soon.
See you later.

とは言いますが、Meet you later.などとは言いませんよね。



* * * * * * * * * * * *



(今日のおさらい)


英会話にはバラエティーが当然沢山あります。日本人が思い描く「とりあえず通じる英語」が、必ずしも英語圏で当たり前のように使われている英語だとは限りません
例えば今回のように挨拶に関して言えば、

How are you?
のほかにも、

How are you doing?
How are you today?
What's up?
What's going on?


など、さまざまな問い方があります。また上記以外にも沢山種類はあります。
それに対する答え方も、

I'm fine, thank you.
だけではなく、

Pretty good.
Good.
Not too bad.


など、その他にも今の気分を更に具体的に言う人だっています。むしろそちらの方が多いかもしれません。今日のテストが終われば気分は最高よ、など言う人だっているでしょう。または昨夜肉親が病気で亡くなって・・・などという悲しい知らせを言ってくる人もいるかもしれません。そういう悲しい知らせの場合は、一言「I'm sorry.」と言ってあげましょう。これは、そんな事を聞いてしまって御免なさいという気持だけではなく、「お気の毒に」という意味で使える大事な台詞です。是非覚えておきましょう。


そしてmeetseeの使い分けについてです。
初対面にはmeetを使い、顔見知りの人に例えば久しぶりに再会して「また会えて嬉しい」などと言いたいときは、seeを使います。

Nice to meet you. (初対面での挨拶)

Nice to see you again. (二度目以降の人への挨拶)




* * * * * *



次回のお話は、
こういう時は、現在形?それとも過去形?
・・・についてです。それではまた〜





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